SSブログ

しみこむことば、あふれでることば。 [ドクショ]

久しぶりの読書記録になってしまったので、随分たまってしまいました。

長いので隠します。

6月後半

たのしいムーミン一家

たのしいムーミン一家

  • 作者: トーベ・ヤンソン, 山室 静
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1980/01
  • メディア: 新書

映画 かもめ食堂を見て、これはやっぱり読むでしょう、と。我が家にあったムーミン一家はなんと初版本でした。1980年かぁ。生まれてない。

う何度も読んだ筈のムーミン一家。ちょっと訳に違和感を感じつつも、ぐいぐい読んでしまいました。そして何よりトーべさんの絵がだいすき。ムーミンは絶対にコミックとかじゃなくて、原作で読んで欲しいです。

だれも知らない小さな国

だれも知らない小さな国

  • 作者: 佐藤 さとる, 村上 勉
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1996/11
  • メディア: 単行本
小さな国のつづきの話

小さな国のつづきの話

  • 作者: 村上 勉, 佐藤 さとる
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1991/06
  • メディア: 新書

ムーミンは大好きだけど、私は日本人だから身近にはいない気がする。コロボックルはいつも私の周りにちょろちょろしてる。してたらいいなあ。えらばれたいなあ。

この本はムーミン以上に子どもの頃から愛読し続けているもの。世界にはたくさん童話があるけれど、日本人ならこれを読め!!と思う作品です。

このコロボックル物語シリーズは全5巻。講談社文庫でも出ているので、是非読んでみてください。老若男女問わず。

草原の椅子〈上〉

草原の椅子〈上〉

  • 作者: 宮本 輝
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 文庫
草原の椅子〈下〉

草原の椅子〈下〉

  • 作者: 宮本 輝
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 文庫

宮本輝さんのことを書き出すと止まらない。2000年以降の作品では一番好きなこの本も、何度も何度も読んでいます。

凄くね、説教くさい本なの。ネグレクトや阪神大震災など社会問題を織り込みつつ、いかにもおっさんのブツブツ説教なの。それがいいのだよ。

それから中国・新疆ウイグル地区・タクラマカン砂漠を経て、パキスタンのフンザという地球最後の桃源郷までを旅する。読むたびにいつか行きたいと思うのです。

7月

ひとたびはポプラに臥す〈1〉

ひとたびはポプラに臥す〈1〉

  • 作者: 宮本 輝
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 文庫

前述の中国からの旅を書く起因となったであろうシルクロード旅行をまとめた、紀行エッセイ。全6巻。

幼くして母とともに出家し、若くしてシルクロードを渡ってインドに行き、歴史の渦に翻弄されながらも自分の天命と悟った仏経典の翻訳を全うするべく生きた鳩摩羅什(くまらじゅう)。彼の生きた軌跡をたどる旅を、宮本輝らしさで語るのです。

宮本氏の心と身体にしみこんだたくさんの文学や歴史が、旅のそこここであふれ出す。井上靖、山頭火、柳田國男、中野重治…

この本だいすきの会の代表である小松崎先生も、ありとあらゆる場面で自らにしみこんでいる”ことば”を語ってくれます。あるときは物語り、あるときは昔話。いいなあ、すてきだなあ。

 

花嵐の森ふかく

花嵐の森ふかく

  • 作者: 高樹 のぶ子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1990/09
  • メディア: 文庫
家にあったから読んでみたが、よくわからんかった。おわり。
 
ぶらんこ乗り

ぶらんこ乗り

  • 作者: いしい しんじ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 文庫

友人に「2月に読んだのに今年の一冊に決まった」と言わせしめたこの一冊、貸してもらってすぐに読みました。

むむーーーんっなんだこの人!!

読んでいる最中は泣かなかったのに、ふと思い出してかみしめて泣いてしまった。一字一句思い出せる。こんなの初めて。宮本さんや小松崎先生のように、私にもしみこんであふれでることば、できたみたい。

この本を借りる前に、いしいしんじさんのエッセイを日経新聞の連載で読んでいて、しかも面白かったので切り取っていたのでした。他のも読んでみます☆


nice!(7)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 7

コメント 8

kinapon55

コロボックルの本、私も大好きなんです!!
ちあぴさんも知っていらっしゃったんですね♪
私もこの本は花まるを幾つも付けちゃいたい位お薦めだと思います。
コロボックルは実在するような気がしませんか~。
久しぶりにまた読みたくなってきちゃいました~^^
by kinapon55 (2006-08-05 22:02) 

こももにゃん

私も↑の方と同じく、コロボックルの本は大好きです~♡
全巻揃ってますよ~♪何度も読み直してもいつも新鮮な気がします(^^)
とはいえ、基本的には私は推理小説がほとんどなんですね。一番好きなのは横溝正史かな~。金田一シリーズは全巻揃ってます。
最近読んだなかでは、宮部みゆきの「ブレイブ・ストーリー」がちょっとびっくり。
だってRPGだなんて思わなかったんだもん。。。(^^;
by こももにゃん (2006-08-06 02:15) 

yukko

うう 最近、自分のための本てあまり読んでないなぁ
コロボックルは絶対いるもんだと 信じていました
庭にプレゼントを仕込んだりしてました ちょっと忘れていたかも
読書、しよぉ・・・
by yukko (2006-08-06 03:14) 

ちあぴ

>kinakoさん
お久しぶりです~~♪コロボックルお好きなのですね!!嬉しい(>▽<)
もう本当に何度読んだことでしょう。大人になってもやっぱりコロボックルはいると思っています。
年齢を問わず、一度は読んでみてほしい本ですよね☆花丸いっぱい、大賛成(^0^)/

>こももにゃんさん
おーこももにゃんさんもお好きなのですね!!嬉しい~~(><)
うちは単行本でそろっていたのですが、大人になって講談社文庫のほうも集めてみました♪
推理小説がお好きなんですね~横溝正史…読んだことない!早速読んで見ます♪宮部みゆきは父母と祖母がはまって全巻そろっているんですが、まだ手を付けていないんです。
びっくり??RPG?ワクワク…vvこちらも読んでみまーす♪

>yukkoさん
わお!yukkoさん、まさに北海道ですもんね!!
絶対いますよ~私は今でも信じています☆でもコロボックルが住めるようなところ、減っているんだろうなあ…
私の読書タイムはほとんど通勤時間なんです。乗換えで15分とかの短い時間で区切られてしまうのですが、毎日合わさると結構読めるもんです。
yukkoさんも是非読んでくださいね~(^0^)
by ちあぴ (2006-08-06 10:58) 

おはようございます^^
わたしムーミン一家の原作は何度か挑戦したのだけど
(ムーミンが好きだし、この原作の絵柄も好きだし)ってことで・・
でもいつも途中で挫折している意気地なしなのです(><)
でも夏ってこういう少年少女文学系が読みたくなります~!
by (2006-08-07 08:37) 

ちあぴ

>よむねこさん
よむねこさんもムーミンお好きなんですね!
もしかしたら途中で挫折しちゃうのって、訳のせいじゃないかな~なんて思いました。結構ビックリな訳でしたよ(^^;)トーベヤンソンがちゃんと絵描いているものでもいくつかあるので、次回は別の訳者の作品を読まれてみては??
そうですね~麦茶片手に児童文学をむさぼるのって、夏休みっぽいですね♪

>yokoさん  niceありがとうございます♪
by ちあぴ (2006-08-08 10:44) 

MARI

ムーミン、大好きです。
ずーっと昔にやっていたアニメが高校生くらいになってから
再放送されていたのを見て、その世界に引き込まれ、
本を読んだら更に深い…。
ムーミンに出てくる人(じゃないけど)達は、ママ以外はみんな、
ちょっとずつおかしいところが好きです。
スナフキンでさえ、性格が悪い。(笑)
本は引越しの時にどこかに紛れちゃったようなので、
新しく買いなおして読み返したいと思いましたよ。
by MARI (2006-08-09 12:26) 

ちあぴ

>MARIさん
わたしも最初はアニメだった気がします☆
いやあ~ママもだいぶと変だと思いますヨ(笑)このシュールさと絵がぴったり☆本当、スナフキンの意地悪具合はかなりいけてますね(^^)そんなスナフキンが大好き!!
是非是非また新たに手元に置いて読んでくださいね!わたしも新しいのかって、読み比べてみたいです♪
by ちあぴ (2006-08-09 23:10) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

富山のたび。ブログつながり☆ ブログトップ

..

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。